島の入り口、
桟橋から訪れるお客様が
いちばんはじめに目にする作品が
「茶のめ」(片瀬和夫作)
海が広がる小高い丘の上、
石垣の台座に置かれた
鮮やかな青い茶碗です。
台座の真ん中に
ちょこんと置かれている茶碗を見つけて
ぐんぐん近づいてみると
思いのほか大きな茶碗であることに気づき、
しかも台座の端っこに鎮座していて
何とも粋な配置。
いらっしゃるお客様に
「まずはお茶をすすめる」という意があり
1994年に公開されてから
客人をお迎えし
お茶をすすめ続けているそうで、
「まずは一杯」のおもてなしに
心くすぐられる作品です。
青色の茶碗と、
同じ島の花崗石を使った石垣の台座。
直島の緑 空 海に
美しく馴染みます。
それにしても、大きなお茶碗。
何人前になるかしら。
旅する茶屋 casa rana