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2022
01.29
Sat

年のはじめの花びら餅

年のはじめにいただく”花びら餅”
運よく、和菓子職人さんの作りたてに
出逢うことができました。

実は、人生で初の”花びら餅”。
いつかはいただきたいな、と思いつつ
「ゴボウが君臨している和菓子って。」と、
少しばかり二の足を踏んでいたのですけれど
滝本さんの和菓子ならば、とデビューすることに。

包から取り出すと、
ふわりと根菜の大地の香り。

やわらかな白いお餅から
かわいらしく透けて見える桃色。
桃色の正体をちらりと覗いてみると、
目の覚めるほど鮮やかな
深紅色の花びらが潜んでいました。
なんだか艶っぽさもおぼえるひと品。

歯ごたえの残る優しい甘さのゴボウと、
絶妙な塩梅の味噌餡。
あっという間に食べすすめてしまいました。

平安時代、新年にいただく縁起物で、
押し鮎からゴボウに変わったのだとか。
そして味噌餡は、汁のないお雑煮を
見立てたものだとか。

新しい年を健やかにお迎えできる幸せを
噛みしめながら、
ちょっと熟した香ばしい煎茶といただきます。

ほっこりお茶時間のすゝめ
旅する茶屋 casa rana

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