”干し柿”のぼってり感を想いかえす。
近道と思い込んで
山の道をぷらぷらと歩いていたら、
軒先に並ぶ
色鮮やかな”干し柿”が目にとまり
ちょっと近づいて見てみようかな、
と 一歩進んだら
作業中のおばあちゃんと目が合った。
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食べてみるかね?
ヘタの下から実ぃ引っ張って!
食べてみい、美味しいやろうが!
(種はその辺にぽい。真似して私もぽい。)
持って帰るかね?
そっち紐もって!
もう少しいるかね?
はい、こっちの紐も持って!
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日向ぼっこする猫と暮らすおばあちゃん。
なんだか圧倒されているうちに
結局、紐にぶら下がったまんまの干し柿を
たくさんいただいてしまった。
ぼってりとしてて 瑞々しくって
とにかくとにかく甘い干し柿。
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コロナに負けんと頑張るんよ!
そっちは山やけ、駅は右!
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ものすごい勢いで元気をいただいたので、
本当は”ありがとう”の握手だか
ハグだかしたかったのだけれど
それが出来ないのがもどかしい。
「とにかく、私もおばあちゃんも、
みんなで元気でいたら
日本が元気になるんよね。」と、
素直にみんなの元気を願った
秋の晴れた日のお話です。
さぁ、いろいろ負けんと
元気で頑張りましょ。
(軒先の柿は、おばあちゃんに許可をいただいて
お写真撮らせていただきました。)
旅する茶屋 casa rana