「名古屋か、山口か。」
”外郎(ういろう)のお話。
羊羹とは違うのですよ。
よく「どちらが美味しいのか」を問われるのです。
名古屋の外郎より
山口の外郎は、モチモチ。
「どちらが」と言われましても、
小さい頃から
おばあちゃんの家のテーブルの上にある
”漆のお菓子入れ”に必ずやあるもので。
この持ち上げるとわかる
ぷるぷる弾力、
モチモチの外郎が ”外郎” なのです。
あえて言うならば、
山口の外郎の中でも
”粒入り”か”粒なし”か。
おばあちゃんの家のものは
”粒なし”でしたので
できれば”粒なし”が好みなのです。
などと、謎のこだわりを見せながら
じっくりと淹れた台湾茶を
ちびちびしながらいただきます。
ほっこりお茶時間のすゝめ
旅する茶屋 casa rana